正解を探している時ほど
この話は、こんな人に向けて書きました。
緊張しやすい。
成長したいと思ってる。
ちゃんとやろうとしている。
だからこそ、
「どうしたらいいんだろう」
と考えすぎちゃう人。
私自身、今でもそうです。
人前で話す時、昔の私はいつもこう考えていました。
失敗したくない。
うまく話したい。
変なことを言わないかな。
考えれば考えるほど、意識が全部自分に向いていく。
自分がどう見えるか。
自分がうまくできるか。
気づけば、目の前の人ではなく、自分のことばかり考えている。
そりゃ緊張するわけです。
自分の心配を、自分でし続けているんだから。
あるとき、試しに考え方を変えてみました。
「うまく話そう」ではなく、
「目の前の一人に届けよう」と。
それだけで、不思議なくらい緊張が小さくなりました。
消えたわけじゃない。
でも、意識が外に向いた途端、身体や心の力みが少し抜けた感じがしました。
ピラティスのレッスンでも、同じことを感じます。
「どうしたら最善のレッスンができるんだろう」と、
頭の中で考えすぎている時の私は、正直あまり良いレッスンができていません。
同じことをぐるぐると繰り返して、出口が見えない。
でも、考えすぎるのをいったんやめて、目の前のお客様を見る。
反応を確かめながら、また試してみる。
うまくいかなければ、また変える。
そういう繰り返しの中から気づけることの方が、ずっと多かった気がします。
次の一歩は、頭の中より現実の中に落ちていることが多い。
そう思うようになったのは、そういった経験からです。
不安になると、
安心するための答えを探したくなります。
でもその時、私たちはたいてい、まだ起きてもいない未来を見ています。
失敗する自分。
うまくいかない自分。
そういう想像の中で、頭が忙しくなっている。
そして、目の前で起きていることが見えなくなる。
私は、「どうすればいいんだろう」と思った時ほど、
「あ、また自分のことばかり考えているな」
と立ち止まるようにしています。

考えることは好きだし、大切です。
でも、答えを頭の中だけで探そうとすると、見えなくなるものがある。
だから今日も、
まずは目の前のことに一生懸命に、取り組んでみようと思います。