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イライラ・モヤモヤが静かになる。ズボラさんにこそ効く『呼吸の魔法』

やめられなかった、スマホ・お菓子・お酒

朝起きて、まずスマホ。夜も眠くなるまで手放せない。
「スマホ、よくないよなぁ」と思いつつ、気づけばまた手が伸びる。

“スマホ脳”という本に恐ろしいことが書いてあっても(笑)、現実は変わりません。

食べ物もお酒も同じでした。 疲れたら甘いもの、頑張ったら一杯。
帰り道にコンビニへ寄るのが、気づけば“当たり前”に。

「今日のおみやげは?」 「やったー!」
そんな風に言われると、ついまた買ってしまいます。

痩せたいのに、目の前にあれば食べてしまう。
食べた後に後悔し、自己嫌悪。

「私は意志が弱い」 というセルフイメージが、すっかり定着していました。

瞑想はズボラな私にこそぴったりだった

そんな中で、よく見かけるようになった言葉が“瞑想”でした。
GoogleやAppleといった大手企業も取り入れているとか、成功している人たちが実践しているとか。
「集中力アップ」「ストレス軽減」「自己肯定感が高まる」
どの本でも、いいことばかり書いてある。
「これ、無料でできるなら、ちょっと試してみてもいいかも」

そう思って始めてみたけれど——
結果は、まったく続かず(笑)。
「20分が効果的」と書いてあったけど、呼吸に集中し続けるなんて、私には無理でした。

そのまましばらく瞑想から離れていたものの、また目に入る“瞑想”“マインドフルネス”の文字。
「私には無理」と思いながらも、どこか気になる。
そんな私の気持ちに変化をくれたのが、ヨガのクラスで体験した「シャヴァーサナ」でした。
インストラクターの声に耳を傾けながら、ただ横になるだけ。
ガイドのままにゆっくり呼吸を感じてみると、 まるでお風呂に入っているような心地よさ。
終わった後は、頭もスッキリ。

「これなら私にもできるかも」と思えた瞬間でした。
そこから初心者向けの瞑想を調べ、試しに3分だけやってみたら——できたんです。

その「できた」が、自信になり、その後に毎朝続けることができました。
そして気づいたのは、 瞑想こそ、ズボラな私にぴったりだったということ。
座ってボーッとして、呼吸を感じるだけ。
考え事が浮かんでも、「また呼吸に戻る」それだけでいい。
心が落ち着くと、頭の中も自然と静かになっていきます。

瞑想がくれた、私自身の変化

仕事終わり、クタクタで帰宅。 散らかった部屋を横目にご飯の準備。

以前の私は、子どもが約束事の手伝いをせず、ゲームに夢中になっているととてもイライラしていました。
「お願いだからこれだけはやってよ」と強く言ってしまい、あとで自己嫌悪。

でも、瞑想を始めて1ヶ月くらい過ぎたころ、 (最初は3分、余裕がある日は10分)
あ、また散らかってるなと思っても、「まあ、あとで片付けよう」「おいしいご飯作るねー」と、穏やかに声をかける場面が、少しずつ増えていきました。

子どもにも 「ゲーム楽しそうだね。キリのいいところでお願いね」 と、落ち着いて伝えられる。
押しつけるのではなく、“信じて待つ”。
すると、その方がよく手伝ってくれるようになったんです。

お菓子やお酒に対しても、同じ変化が起こりました。
「本当に今、欲しいのはそれ?」 「あとで後悔しないかな?」 と、一歩引いて考えられる。
我慢するのではなく、自分に問いかける。
無理せず選べる自分に、少しずつ変わっていきました。

イライラがゼロになるわけではありません。
でも、「あ、イライラしてきたな」と気づけるだけで、その後の行動は変わります。

私にとって呼吸に意識を向ける時間は、心の余裕を取り戻す近道でした。

実はかんたん、お手軽瞑想

瞑想って、なんだかよくわからないもので、構えちゃいませんか?
私がそうだったから。
でもやることは、たったこれだけ。「座って目を閉じて、呼吸に意識を向ける」
きっとすぐに、いろんな考え事が浮かんできます。
そうしたら「今、考え事してたな」と気づいて、また呼吸に戻る。 それだけでいいんです。

私はスマホやスマートウォッチの振動タイマーを使っています。 音が鳴らないので、終わりも静かに迎えられるのが気に入っています。

まずは3分だけ。 寝る前でも、朝でも、「今ちょっとやってみようかな」という時に。
それだけで、きっと少し心が落ち着きます。

心に余白をつくる、3分間

瞑想は、道具もスキルもいりません。
それでも、心や頭がスッと軽くなる、不思議な裏技。

「何かを変えたい」と思っていなくても、 ちょっと疲れた時、気持ちを落ち着けたい時に、気軽に試してほしい。
本当は、大切に思う人みんなに体験してほしい。
だからこの記事は特に、魂を込めて書きました(笑)
読み終わったあと、「ちょっとやってみようかな」と思ってもらえたら嬉しいです。

最後まで読んでくださって、本当にありがとうございました。
この記事を読んでくれたあなたに、たくさんの幸せが訪れますように。